雑記

エロゲMEME 拡大版

先日来、Twitter(現X)上のエロゲー界隈で「エロゲMEME」というものが流行っています。
「一番好きなエロゲ」とか「一番好きな主人公」みたいなお題(?)に対して画像をペタペタ貼って紹介していく感じ。手動でやってると結構時間がかかりますが、最近は自動化するツールを作ってくださる人がいたり、ErogameScapeでもサマリーに作成できるようになったりと利用が広がっています。
これはもともと海外のファンが作ったものを有志の方が日本語に翻訳して広まったみたいですね。

こういうのは自分が作成するのはもちろん、他人のものを見ていくのも楽しいですね。好きなジャンルや年代が垣間見えたりしますし、自分と同じタイトルを挙げてたりすると親近感がわきます。
今後は「美少女ゲーム履歴書」と同じように自己紹介がてら固定ポストに表示させる人も増えてきそうです。こういうのいいですね。むしろなんで今までなかったんだろう。

ちなみに私のMEMEはこんな感じ

一つのお題に対して1作品しか挙げられないので正直めっちゃ悩みました。
そこで今回は画像で挙げられなったものも含め、ちょっとした感想と共に好みの作品を紹介していきたいと思います。そういえばこういうエロゲの遍歴や趣味趣向を紹介したことなかったなぁと。

いちばん好きなエロゲ

『マブラヴオルタネイティブ』(age 2006年)
好きというか最ものめり込んだ作品です。
いわゆる燃えゲーですが、単なる戦闘シーンではなく人間の生き様のようなものを見せつけられる物語でした。
仲間のため、ひいては世界のために散っていく兵士たちに涙を禁じえません。

『家族計画』(D.O. 2001年)
ギャグシーン多めのハートフルコメディ。
主要キャラがどいつもこいつも個性的で腹を抱えて笑った後、後半で一気に泣かせにきます。
中盤までも面白おかしい日常シーンがあるからこそ、終盤の「あの日々に帰りたい」という思いにつながっていくんですよね。

ベストアクション

『BALDR SKY』(戯画 2009年)
バトルといえば戯画のバルドシリーズ。
ゲーム性もやり込み要素が高く、ストーリーそっちのけでコンボ開発に何時間もかけてしまったのは私だけではないはず。
バルドシリーズでは終盤に主題歌が流れることが定番ですが、スカイではその使われ方が見事過ぎました。こ~とば~よりもき~おく~よりもこ~のて~がおぼえ~てるぅ~♪

『蒼の彼方のフォーリズム』(sprite 2014年)
戦闘ではなくスポーツもので熱かったのが「あおかな」。
FCという架空のスポーツを題材にしてライバルとの激闘を描いていく物語は凄く引き込まれました。
動きの激しいスポーツを静止画で表現するというエロゲならではの制約がありながら、ここまで熱くなれるのは演出の勝利ですね。

いちばん絵が好きなエロゲ

『ワルキューレロマンツェ 少女騎士物語』(Ricotta 2011年)
私はあんまり絵にはこだわらないんですが、パッと思いついたのがワルロマ。
個人的に頭身の低いデフォルメ絵よりも、こういうすらっとしてエロティックな絵が好みです。
単に上手いだけでなくて、女の子の体のラインが魅惑的でそそるんですよね。

殻ノ少女(Innocent Grey 2008年)
画風が好きなのがイノグレの『殻ノ少女』シリーズ。
杉菜水姫さんによる繊細で美麗なグラフィックはいい意味でエロゲに見えません。額に入れて飾っておきたいくらい。
実は私、1作目しかまだプレイしてなくて、2作目以降は積んだままなんですよね。かなり時間がかかりそうだし、プレイ前に1作目を再走したいのでまとまった時間ができたらなんとか…。

ベストシナリオゲー

『Fate/stay night』(TYPE-MOON 2004年)
好きなシナリオゲーはたくさんありますが、ベストとなるとやはりFateかな~と。
ストーリーそのものもさることながら、テキストでの表現の仕方が他の作品とは一線を画していると思います。
中でもいちばん好きなのは桜ルートこと「Heaven’s Feel」。ライダー×セイバー戦は何度読んだことか。

『この世の果てで恋を唄う少女YU-NO』(エルフ 1996年)
シナリオゲーでは『YU-NO』を外すわけにはいきません。
先の読めないストーリー展開、宝玉システムを上手く使ったギミック、終盤になって初めて判明する壮大な世界観、どれをとっても一級品。
私がプレイしたのはサターン版なんですが、当時PC版をリアルタイムでプレイした世代には相当の衝撃だったのではないでしょうか。

『サクラノ詩 −櫻の森の上を舞う−』(枕 2015年)
これも忘れてはいけない。シナリオゲーの代表といえば『サクラノ詩』。
序盤は学園ものらしくはっちゃけて、中盤はファンタジックな要素も楽しみ、終盤は芸術とは何かを考える、いろいろな要素が詰まった作品です。
続編の『サクラノ刻』を含め、一人の芸術家の人生をなぞっていくような物語でした。

いちばん印象に残ったエロゲ

『Chusingura46+1 -忠臣蔵46+1-』(inre 2013年)
萌えキャラで再現する忠臣蔵。
パッと見パロディっぽく見えますが、内容はかなり真面目に忠臣蔵してるのでのめり込みました。
討ち入りシーン等のアクションが熱いのはもちろんのこと、何気に泣けるんですよね。
ラストシーンだけでなく、序盤の内匠頭切腹のシーンでもなぜか泣いてしまいました。

『アメイジンググレイス』
印象というか、一番インパクトがあったのはこれですね。
壁に囲まれた街で惨劇を防ぐループもののストーリーですが、災害を起こした犯人を捜すミステリーものでもあります。
そしてプレイした人の誰もが驚くであろうあのシーン。冬茜トムさんのストーリーテリングが巧妙すぎる…。

いちばん好きなルート

『9 -nine- ゆきいろゆきはなゆきのあと』(ぱれっと 2020年)
好きなルートというといろいろありますが、パッと思いついたのは『9 -nine-』シリーズ第4エピソード、希亜ルートこと『ゆきいろゆきはなゆきのあと』。
ご存じの通り、このシリーズは4つのルートごとに分割販売されたものですが、1作ごとに尻上がりに面白くなり、『ゆきいろ』は全ての謎が解明されるまさに最終章。
それまでの3つのエピソードを経験しているからこそ、このルートでの盛り上がりが半端なかったですね。

恋愛描写がいちばん好きなエロゲ

『WHITE ALBUM2』(Leaf 2010~2011年)
純粋な恋愛物語で言うとホワルバ2以外ありえない。
奇跡もファンタジーも萌えキャラもない、丸戸さんらしい現実的なストーリーにがっつりのめり込みました。キャラゲー以外で真面目で現実的な恋愛シナリオって意外と少ないんですよね。
ちな私はかずさ派。ストーリーとしては雪菜ルートが好きなんですけどね。

ベストコメディ

『つよきす』(きゃんでぃそふと 2005年)
自分の世代だとコメディといえばタカヒロさん。
タカヒロさんは発売当時の時事ネタやオタクネタをふんだんに入れることが多いんですが、世代的にドンピシャなんですよね。
令和生まれの人はさすがに楽しめないかも?

周りでは評価低いけど俺は好きだぞってエロゲ

『光翼戦姫エクスティア』(Lusterise 2015年)
いわゆる変身ヒロインものの抜きゲー。
定番の寝取られ&悪落ちから妊娠出産まで、男の子のロマンが詰まった作品です。
発売から10年近くたった今でも新作が出るほどこのジャンルにおいては割と人気のあるシリーズですが、一般的な評価は必ずしも高くないんですよね。ErogameScapeの中央値も72点ですし、そもそもデータ数も50前後しかないし。
個人的に変身ヒロインものって絵の趣味が合わないことも多いんですが、この作品はミラクルヒットしました。

BGMがいちばん好きなエロゲ

『G線上の魔王』(あかべぇそふとつぅ 2008年)
BGMと聞いてパッと思い浮かぶのはG線。
この作品はほとんどのBGMがクラシック音楽のアレンジであることでも有名です。なのでBGMがいいのはある種当たり前。
アレンジ具合も聴いてすぐわかるものから原形をとどめないほど改変されているものまで幅広く、どれも名曲ぞろいですね。
個人的に一番好きな曲はスピード感と緊迫感を併せ持つ『雌雄』。一見オリジナル曲っぽいですが、よ~く聴くと『エリーゼのために』のフレーズがちゃんと入ってます。

『猫撫ディストーション』(WHITESOFT 2011年)
SNS上ではあんまりやってる人を見かけませんが、結構な名作だと思います。
シナリオは正直好き嫌いが分かれるかもしれないけど、おそらくほとんどの人は「音楽が素晴らしい」という感想を持つのではないでしょうか。
BGMの作曲はElements Gardenの藤田淳平さん。曲数は少ないながら非常に心地いい曲が多いのでサントラだけでも聴いてほしいです。
中でも一番好きな曲がメインテーマでもある「Distortion」。ピアノとヴァイオリン、チェロによるゆったりとしたハーモニーに癒されます。

雰囲気がいちばん好きなエロゲ

『屋上の百合霊さん』(ライアーソフト 2012年)
雰囲気といえば百合ゲーの金字塔『屋上の百合霊さん』。
百合ゲーらしく女子校を舞台に、男は一切出てこない優しい世界。
最初は1人でお昼ご飯を食べていた主人公の少女が、様々な百合カップル成立のお手伝いをしていくうちに自然と友達が増えていく、そんな成長物語としても楽しい作品でした。

『あの晴れわたる空より高く』(チュアブルソフト 2015年)
仲間と共に本格的なロケットを制作していく物語。
爽やかで熱い部活ものでありながら、ロケットに関する専門用語がたくさん出てくる作品です。
たくさん失敗し、ときに喧嘩もしながら作り上げていくロケット青春ストーリー。モノづくりっていいものですね。
ロケット好きの人には刺さるのではないでしょうか。ていうかロケット嫌いな男子っているの?

いちばん好きなヒロイン

『9 -nine- そらいろそらうたそらのおと』(ぱれっと 2018年)
これはもう天。なんといっても天。一家に一人天欲しい。
主人公と華麗な夫婦漫才を繰り広げる実妹。CV沢澤砂羽さん一番のハマり役。
彼女とHした直後に部屋に上がり込んでくる妹とか最高じゃないですか(笑

いちばん好きな主人公

『装甲悪鬼村正』(ニトロプラス 2009年)
バトル系の作品は魅力的な主人公が多いんですが、なかでも『村正』の湊斗景明が大好き。
信念があって男らしいのはもちろんのこと、くそ真面目すぎて逆に面白いという非常においしいキャラ。
こういう主人公なかなかいないですよね。

UIが快適

『サノバウイッチ』(ゆずソフト 2015年)
サノバに限らず、ゆずソフトのUIってもはや芸術の域ですね。
使いやすくて機能的。なおかつスタイリッシュ。
全エロゲブランドはゆずのUIを目指してほしい。

いちばん最初のエロゲ

『AIR』(Key 2000年)
昔2ちゃんねるのエロゲ板にあった「泣きゲースレ」をなぜか見に行って、そのスレのテンプレで紹介されてたものを買ったのが自分のエロゲデビューです。
今から見るとボイスもないし解像度も低く、キャラデザも癖のあるいかにも2000年代初頭っぽい作品ですが、初めてのエロゲでボロ泣きしたからこそ今の自分があると自信を持って言えます。

最高ではないけど面白いエロゲ

『景の海のアペイリア』(シルキーズプラスDOLCE 2017年)
「最高ではないけど面白い」作品なんていくらでもありそうな感じですが、ひとつあげるとしたら『アペイリア』。
バーチャル世界とSFを上手く融合させたシナリオは驚かされました。
あと主人公がいい意味で酷い(笑 CS化されなかったのは多分主人公のせい。

話題にならないけど俺は好きだぞってエロゲ

『アトラク=ナクア』(アリスソフト 1997年)
往年のファンにとっては名作中の名作。
基本ダークな伝奇ものなんですが、学校に潜り込んだ女郎蜘蛛・初音と、凌辱されてるところを助けられた奏子のいびつでいじらしい関係が独特。
初音がちょっと力を込めれば簡単に殺されてしまうのに、子犬のように慕い続ける奏子が健気すぎる。
リメイクは多分無理だと思うので、せめて配布フリー宣言とかしてくれないですかねアリスソフトさん…。

『VenusBlood:Lagoon』(dualtail 2018年)
ゲーム性の高いエロゲというとアリスソフトやエウシュリーの名前が上がると思いますが、VBシリーズもメチャメチャやりごたえがあるSLGだと思うんですよ。
一度プレイし始めたら軽く100時間以上は溶けていきますし。
中でも『Lagoon』はシナリオもエロも個人的にどストライクなので大好きです。ヒロインに産卵させて軍勢強化するとか最高じゃないですか(笑

ベスト泣きor鬱ゲー

『リトルバスターズ!』(Key 2007年)
これも候補はたくさんありますね。
泣きゲーという面から見ると『リトバス』かなぁ。『AIR』や『CLANNAD』も泣けますが、この作品はKeyにしては爽やかな涙を流すことができます。
何より恭介をはじめとする男キャラがいい味出していて、男の友情に泣かされるんですよね。
「今がずっと続けばいい」という10代の少年特有の思いが詰まった作品でした。

『穢翼のユースティア』(オーガスト 2014年)
鬱ゲーといえば『ユースティア』。
『はにはに』や『けよりな』といった明るい萌えゲーをメインに作ってきたオーガストが、突然世に送り出した悲壮感の漂うダークファンタジー。
崩壊が進む世界で「誰かが犠牲にならなくてはならない」状況のなか、ヒロインだけでなく男性キャラも含めたすべてのキャラクターが己の信念に基づいて行動した結果の悲劇がプレイヤーの胸を打ちます。

好きなシリーズ

『グリザイアの果実』(フロントウイング 2011年~)
好きなシリーズも枚挙にいとまがないですが、個人的には『グリザイア』を推したい。
実質『果実』『迷宮』『楽園』の三部作になりますが、それぞれに面白さがあり、盛り上がり方も違うので飽きずに楽しむことができました。
全シリーズアニメ化されたのも納得の出来です。

普段の趣味じゃないけど好きなエロゲ

『DemonsRoots』(深爪貴族 2021年)
同人RPGの名作です。前作の『KingExit』と合わせてプレイしましょう。
自分は同人ゲームはそれほどプレイしてなかった上に、ツクール製のRPGということでちょっと敬遠してたんですが、想像以上にシナリオが良く出来ていてドハマりしました。
エロゲーというといわゆるノベルゲームがほとんどですが、こういうRPGも増えてほしいですね。

Demons Roots

2,420円

これからやるのが楽しみなエロゲ

『さくらの雲*スカアレットの恋』(きゃべつそふと 2020年)
実はまだプレイしていない作品。
だいぶ前に買ったんですが、あちこちで評判を聞いて期待値が爆上がりしているのもあってなかなか踏ん切りがつきません。
今年こそ、今年こそはプレイします。

『白昼夢の青写真』(Laplacian 2020年)
これもすでに買ってはいるんですが、評判があまりにも良すぎてなかなか手を付けられない作品。
未だにすべてのネタバレをシャットアウトしてるので、感想がタイムラインに流れてきても”いいね”だけ押して一瞬でスキップする技能が身につきました。

『抜きゲーみたいな島に住んでる貧乳わたしはどうすりゃいいですか?』(Qruppo 2018年)
2まで買ってあるんですが「面白いのはわかってるし後でもいいや」と思ってるうちに時間がたち、いつの間にかリニューアル版まで発売してしまった作品。せめてアニメが放送される前までにプレイしたいです。
それにしてもこの3本をまだプレイしてないとかエロゲブロガーの風上にも置けないですね…。


ちょっと追加するだけにしようと思ってたんですが思いのほか多くなってしまいました。
これからプレイしていく作品によってはいろいろ追加していくかもしれません。
自分の好きなゲームを語るのって楽しいですね。

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