魔法少女×スペースオペラという(多分)今までありそうでなかった組み合わせの作品、
『魔法少女消耗戦線 DeadΩAegis』(デッドエンドイージス)。
非常に凌辱色の強い作品でありながらシナリオも面白いということで、その筋の人たちには人気の作品です。
制作はこの作品がデビュー作となる”metalogiq”(メタロジック)。
デビューといっても中心になっているのはかつてBLACKCycで活躍していた上田メタヲさんですし、姉妹ブランドというわけではないもののCycのスタッフが多数関わっていそうな感じなので、完成度的には問題ありません。
物語は人類が地球を飛び出し、月や火星に移住が可能となった近未来が舞台。
突如地球圏に侵攻してきたC.Cと呼ばれる宇宙生命体に対しなすすべがなかった人類は、異能の力を持つ”特殊戦技兵”と呼ばれる魔法少女を配備することにより対抗。主人公の少女・飯塚みのりが特殊戦技兵候補生として着任するところから始まるSFストーリー。
基本的なコンセプトが「可哀想な境遇の魔法少女」ということなので、主人公をはじめとする魔法少女たが次々と理不尽な凌辱を受ける作品です。卑しい男たちに犯されるのはまだ序の口。様々な手法で体だけでなく人間としての尊厳も徹底的に破壊していきます。
基本的に”抜きゲー”なのでHシーンが非常に多く、作風としてはBLACKCycやCLOCKUPの凌辱ゲーに通じるものがあるため、その辺の作品が好きな人におすすめです。
- 徹底的に凌辱される魔法少女
- 宇宙を舞台にした謎のエイリアンとの戦い
- 目を背けたくなるハードなHシーン

あらすじ
――魔法少女は兵器である――
――魔法少女は、夢も希望も生み出さない――
――魔法少女は、快楽と体液に沈んでいく――
そう遠くない未来――
人類は、謎のエイリアンとの戦争を続けていた。
その最前線に送られるのは、エイリアンの力を身体に受け入れて、強力な能力を手に入れたうら若い少女達。
敵に犯されることで、敵の力を身ごもり、快楽に悶えながら敵を打ち倒す。
戦争は続く。少女達の肉体と魂は人類に消費されていく。
購入ガイド
| タイトル | 対応OS | 発売日 | 入手難度 |
|---|---|---|---|
| 魔法少女消耗戦線 DeadΩAegis 豪華版 | 7 8 10 | 2021.3.26 | 並 |
| 魔法少女消耗戦線 DeadΩAegis 通常版 | 7 8 10 | 2021.3.26 | 易 |
| 魔法少女消耗戦線 another record -ちいさきものたちのゆめ- | 8 10 11 | 2022.6.24 | 易 |
| 魔法少女消耗戦線 -Cathedral Edition- | 7 8 10 11 | 2022.6.24 | 易 |
最初に発売されたのは豪華版と通常版の2種。どちらもトールケースサイズですが、豪華版はデジタル原画集と本編の前日譚を描いた外伝「月軌道会戦~最初の特殊戦技兵達~」のゲームディスクが付属します。
『~ちいさきものたちのゆめ』は本編のサイドストーリー等を収録したファンディスク。
『Cathedral Edition(カテドラルエディション)』は豪華版の内容とファンディスク、追加BGMを収録したミニアルバムを同梱した全部入りパッケージ。
今から買うならダウンロード版の『Cathedral Edition』一択です。DL版は2024年にすべてアップデートされフルボイス化&リマスター化されています。外伝エピソード1本と各作品のデジタルラフ原画集やミニアルバムも付属。(フルボイス版のパッケ販売はなし)
定期的に半額セール&まとめ買いの対象になっているので、まとめ買いなら1本あたり約1000円で買うことができます。
また旧版をフルボイス化するパワーアップキットも販売されていますが、ぶっちゃけ『Cathedral Edition』をまとめ買いで買いなおした方がお得ですね。
システム
ゲームエンジンはフリーソフトのSYSTEM-NNNが使用されています。使い心地はBLACKCyc作品と同じですね。タイトル画面でクリックしたときのSEも同じ。
画面サイズは1280×720で固定。私の古いPC(ワイド画面非対応)でやろうとしたらフルスクリーン表示することができず、ウインドウモードでもテキスト表示が一部おかしくなってしまったので、できるだけ新しいPCでプレイしたほうがいいかも。
また一部の演出はやや動作が重くなりますが、最近のPCなら大丈夫かと思います。
通常は画面下にテキストウインドウが表示されるAVGタイプですが、場合によってはテキストが全画面に表示される時があります。その際はテキストウインドウ 自体も全画面に表示されるのですが、スペースキー等でウインドウを消そうとしてもテキストしか消えません。これあんまり意味無いような…。
基本的な機能は備えたシステムですが、テキストウインドウ上のボタンがシステムメニューとQS/QLしかないので、ちょっと操作しづらいUIですね。セーブ/ロードやオートモード等はキーボードショートカットかシステムメニューから操作することになります。特に「ゲームを終わる」ボタンがシステムメニュー にしかないのはめんどいですね。こういうのはセーブ画面にあるとスムーズに終われるんですが。
シナリオ

シナリオライターは『遥かに仰ぎ、麗しの』や『太陽のプロミア』等を手掛けた丸谷秀人さん。
丸谷さんといえばこれまで純愛ゲームがメインだったと思いますが、今回は作風をガラリと変えてかなりハードな凌辱ゲーとなっています。
舞台は人類が月や火星に進出した近未来。人類は「C.C」と呼ばれるイソギンチャク状のエイリアンからの侵攻を受け、通常戦力では歯が立たず火星が全滅。唯一の対抗策として女性の子宮にC.Cの一部を寄生させ異能の力を得た魔法少女の部隊「特殊戦技兵団」を編成。
辛くもC.Cの撃退に成功し、敵の拠点である異空間に建造された人類側の巨大な前線基地「カテドラル」に、主人公の少女・飯塚みのりが特殊戦技兵候補生として着任するところから物語が始まります。
魔法少女の物語というと普通は学園ものであることがほとんどだと思うんですが、この作品は宇宙、それも軍隊のような組織が舞台になっています。
最初はちょっとミスマッチかなぁ~とも思ったんですが、実際にプレイしてみるとこの設定がベストマッチかと。
小動物的なマスコットがいたり可愛い変身アイテムがあったりといった一般的な魔法少女もののお約束は出てこないので、この作品を魔法少女ものと言ってもいいかは微妙なところですが、そういったファンシーな要素を廃した大人の魔法少女ストーリーといった感じ。
テキストは全編を通じて女性主人公・飯塚みのりを中心に三人称視点で書かれ、一般的な美少女ゲームにあるようなヒロイン別の個別ルートはなく、物語は終始陰鬱な雰囲気で進みます。
男性キャラは非常に個性的ですが基本的に脇役、というか竿役。ただ後半はとあるキャラがキーパーソンになってきます。
正直なところ一般的なシナリオゲーよりテキストが淡白なところがありますね。そのためよく言えばテンポよく物語が進むのですが、悪く言えばやや描写不足で戦闘シーンなどはイマイチ盛り上がりに欠けるかも。
グラフィック

原画はかつてBlackCyc等で活躍している上田メタヲさん。イベント絵は全部で65枚。
キャラデザ自体はクセのない万人受けしそうな絵ですが、えぐい凌辱シーンが多いので魂を削られます。
重厚な世界設定のわりに魔法少女のデザインがかなりファンシーな感じ。多分あえてギャップのあるデザインにしたっぽいですね。
主人公以外の魔法少女のデザインもあえて統一されておらず、バリエーションに飛んでいます。
基本抜きゲー作品だからなのか、CGは8割以上Hシーン。戦闘シーンのCGは各キャラ決めポーズ的な絵が1つのみ。欲を言えばもうちょっと戦闘時のCGが欲しかったところ。
主人公の”みのり”は貧相な身体にコンプレックスを持っているという設定ですが、CG上は普通に奇麗な体つきをしてますね。
また各キャラクターには裸の立ち絵が用意されています。
ヒロインだけでなく男性キャラの全裸も(笑
キャラクター

飯塚 みのり
火星出身の魔法少女。19歳。
子供のころに全滅した火星からリゼットに救われたことにより、同じ魔法少女を目指す。
メインの3人の中では唯一の士官学校出身者で、理想が高く規律に厳しい。
如月 七虹(なな)
日本出身の魔法少女。19歳の巨乳。
付き合っていた彼氏に貢ぐため、給料のいい特殊戦技兵団へ志願。
どこか抜けたところのある性格で流されやすいが包容力がある。
イリューシャ・ペトロヴナ
ロシア出身の魔法少女。20歳。
アイドルグループの一人で軍の宣伝キャンペーンのため特殊戦技兵団に配属。
アイドル時代は夜の営業もしていたため、経験豊富でシニカルな性格。
リゼット・オージュロー
C.C初侵攻時に魔法少女となった最初の世代。28歳。
数年前の月軌道会戦では人類に勝利をもたらした英雄。
キルケ・ベルンハルト
元魔法少女で現在は前線基地”カテドラル”のオペレーター。28歳。
かつてはリゼットと共に活躍したが、戦闘中に魔法少女としての能力を失う。
麗残雪(レイ・ツァンチェン)
かつてリゼットたちと共に活躍した魔法少女。
リゼットに次ぐ能力の持ち主だったが数年前に殉職。
ストーリーの中心となるのは、みのり・七虹・イリューシャの3人。
エロゲーでは珍しく全員に年齢が設定されています。19歳で魔法少女というのは微妙ですけど。
人類側の最前線基地であるカテドラルには3人の他にも大勢魔法少女がいますが、活躍の場はほとんど描かれません。会話中に名前が出てくる程度で、立ち絵はおろか台詞もほとんどなし。この辺もうちょっと何とかしてほしかった。
モブキャラのうちアリシャとアモンディに関しては、その活躍を描いたサイドエピソードがファンディスクである『another record』に収録されています。
ボイス
| いねむりすやこ(みのり) | 今谷皆美(七虹) | 手塚りょうこ(イリューシャ) |
| 柏木逢花 | みる | 村咲和香 |
主要女性キャラフルボイス。
声が付くのは6人だけで、男性キャラやモブキャラには一切声は付きません。(フルボイス版は全キャラフルボイス)
キャスト陣は経験豊富な声優さんを揃えています。凌辱ゲーということで名義を変えている声優さんもいますが、慣れた人ならすぐわかるかと。村咲和香さんには教育されたいです。
BGM
劇中BGMはボーカル曲を除くと23曲。作曲は宮内信子さん。
ちょっと暗めな曲が多い感じですね。
個人的お気に入りは戦闘シーンで流れる「魔法少女たちの宴」。ちょっと長い曲ですが徐々に盛り上がっていく曲調がいいですね。是非音楽モードでFullで聴いてください。
同じく戦闘シーンで流れる「特殊戦技装備、展開!」は正に必殺のBGM。
孤独を感じるピアノ曲「個々の篝火」は悲しみを背負った戦士といった感じ。
主題歌
| タイトル | 作詞 | 作・編曲 | 歌 | 備考 |
|---|---|---|---|---|
| 「a fig」 | 華憐 | Nikki | 華憐 | OP |
オープニング曲「a fig」を歌うのはデンカレこと電気式華憐音楽集団。
デンカレらしい熱い曲ですね。落ち着いたパートと激しいパートの落差がめっちゃ大きい。
Fullバージョンはサントラに収録されていて、CD版とDL版の両方が販売されています。
ムービー
プロローグの後にムービーが流れます。
ムービー制作は神月社さん。
主題歌に合わせたかなり激しいムービーで、序盤はちょっと目がチカチカするほど明滅を繰り返します。
攻略

中盤までの4つある選択肢によりシナリオが分岐します。
エンディングは全部で3つ。うち1つはBADエンドなので、正規のエンディングは2つですね。通称「天使ルート」と「月ルート」と呼ばれていますが、最初は天使ルートを推奨。
この分岐は最後の選択肢「カテドラルに留まる/排除する」で決まります。最初は「留まる」を選びましょう。
エンディングを1つでも見ればギャラリーモードでちょっとしたミニゲームをプレイすることができます。
また単に2周しただけだと回想モードが埋まらないと思います。序盤の3回の選択肢を上手く選ぶと後半のイベントが分岐しますが、めんどくさければ攻略サイトを参考にしてください。
Hシーン

シーン回想に登録されるHシーンは51個。
卑語修正の類は一切なし。またモザイク無しの陰毛描写があります。
シーンのほとんどが凌辱ないし強制H。和姦Hもあるにはありますがほんのわずか。
触手状のエイリアンと戦う物語ですが、触手を使ったHは意外に少なくて2~3個ほど。
ほとんどが人間、あるいは機械による凌辱です。
内容は男性士官に対して奉仕させられるのはまだマシなほう。集団で輪姦したり、機械につながれて強制的にイかせられたりと、回数を重ねるごとに凌辱色が強くなり、最終的には何も考えずに腰を振る家畜以下の存在へと落とされていきます。
こういうのが好きな人はいいですが、人によっては全く使えないということもあるかもしれません。
ただ物理的に体を破壊するグロ系のものはほとんどありません(無くはない)。
また一部は肉体改造系のものもありますが、CG上はそんなに変化はしないのでややマイルドな表現ですね。母乳が出るようになりますけど。
Hシーン以外にも、魔法少女は力を使うときに性的興奮するという設定なので、攻撃するたびに「あああぁぁぁん!」とか喘ぎ声をあげます。最初はちょっとギャグっぽく聴こえてしまうかも。
感想

ア ニメの世界では『魔法少女まどか☆マギカ』や『結城友奈は勇者である』のように過酷な運命を背負わされる魔法少女作品が少なくないのですが、この『魔法少女消耗戦線~』はそんな悲惨な魔法少女設定を突き詰めたような作品となりました。この作品に比べたら『まどマギ』や『ゆゆゆ』の設定なんて軽いもんですよ (笑
この作品のコンセプトは「可哀想な魔法少女」ということなので、主人公たち魔法少女が肉体的にも精神的にも徹底的にひどい目にあわされます。
特に「魔法少女に変身させるため、強制的に候補生の子宮にエイリアンを寄生させる」というエロゲーならではの設定が刺さる人は多いのではないでしょうか。私大好きですこういうの。
そういった魔法少女の設定や、アダルトグッズにしか見えない”特殊強化装備”、Hシーン以外でも乳首や陰核を勃起させてしまう魔法少女たちの描写など、いかにも抜きゲーっぽい展開が多いのですが、ストーリー自体はかなり真面目に作られています。
他の変身ヒロインもの(『超昂シリーズ』しかり『エクスティアシリーズ』しかり『ディバインハートシリーズ』しかり)だと、Hな設定を馴染ませるために良くも悪くも「世界征服を狙う悪の組織と戦う仮面ライダー的な世界観」になることがほとんど。そういった作品はぶっちゃけストーリーはあってないようなものなんですが、この作品はストーリーや設定がちゃんと作り込まれていて読みごたえがあります。
ただ戦闘シーン、特にラストバトル辺りがちょっ と盛り上がりに欠けるので、lightやニトロプラスのような「手に汗握る燃えゲー」を期待すると肩透かしを食らうかもしれません。どっちかというとエイリアンとの戦闘よりも、基地内での魔法少女たちの非人道的な扱いをメインに描いた物語です。
その代わり、ファンディスクの『~ちいさきものたちのゆめ』ではかなり熱い展開になるので、是非こちらもプレイしてください。もうこっちをグランドエンドにしてもいいんじゃないかってくらいです。
物語全体としてはちゃんとSFしてますし、2つのルートどちらも上手く話をまとめているので、シナリオゲーとしても十分楽しめる作品です。
「可哀想な魔法少女」というコンセプト通り、主人公であるみのりを肉体的にも精神的にも追い詰めるため、読んでるこっちも辛くなってくるので覚悟をしておいてください。
エロ要素を上手く物語に取り入れた、正に18禁ならではの作品といえるかと。これはコンシューマーゲームや一般アニメでは絶対無理。
こういうSF抜きゲーもっと増えてほしいですねぇ。


